娘1歳になる

今日は娘の1歳の誕生日だ。一年前の話は今もしっかり覚えている。僕ら夫婦にとって初めての体験のドタバタ劇だった。2015年1月28日AM1:00。里帰りしていた実家で妻は大量出血をした。慌ててトイレに行き、状況を確認した。破水か。状況を確認しようと便座に腰を下ろすと何かがボトンと落ちた。しかし、最新鋭のトイレは液だまりが泡に覆われていて何も見えない。慌てて立ち上がり確認しようとすると、人感センサーが反応し、自動でトイレの水は流れていった。結局、どんなものが落ちていったのか分からないまま、それは下水へ流れ去って行った。
　母親を起こして、病院へ行く。そして、僕に連絡をした。寝ていた僕は電話に気付かなかったけれど、30分後、なぜか起きてメールを確認した。妻から一言、大量出血した、との連絡。慌てて電話をしたけれど捕まらない。悪い想像だけが進む。とはいえ、彼女のところまで行くことも出来ない。今調べたら10万円出せばタクシーで行けたけど。
　結局、大きな問題はなく、1月28日は出張に出て、1月29日に妻の元へ行く。そして14:00に出産。終わってみれば安産。その後、妻は生まれつきの大きな目と痩せた体から、バセドー病を疑われるも、無罪放免。あれから1年。
　最初は笑うことすら知らなかったわが子が、今はコミュニケーションを楽しんでいる。特にここ半年の成長は目覚ましい。寝返りをうてるようになり、はいはい出来るようになり、立って今一人で歩き出そうとしている。
　子供を育てているんじゃなくて、私が育ててもらっている、ありがとう！っていう人が好きじゃない。そりゃ育児の中で学ぶことは多いだろうし、それはずっと昔から繰り返されてきたことだ。