初めての泌尿器科
元々オープンな性格で、実世界では何でも自分の状況を晒してしまう。特にそれが面白いと思えば、なおさら。周りにいる身を削って笑いを取りに行く人間、それが僕だ。
とはいえ、年を重ねるにつれ、守るものが増えたというか、身を削っても笑いが取れなくなってきた。
「昨日、飲み屋で隣に座った子と仲良くなってホテル行ったんだけどさ、、」
なんて話をし始めても聞く側は、いい歳して結婚して子どもいるのにそんなことするんだ、なんて方に頭がいき、内容が入ってこないのだと思う。
で、そんな私が今、泌尿器科にいます。
ちょっと痒くなったので、それを治してもらおうと思いまして、初泌尿器科でございます。
若き頃はそりゃ多少の悪いことをしてきました。しかし、泌尿器科のお世話になることはありませんでした。今は完全にクリーンな身体なのに何故。。
受付のきれいな事務の方の前で、書いております。
うーん、しかし、本当に身に覚えがない。
横井庄一さんなみの長い潜伏期間を経て今、発症?
「恥ずかしながら帰ってまいりました」なんて言っているのか?
まさかのまさか、妻が浮気したのか?
(診察を終えて)
尿検査の結果、問題なし。
アレルギー反応だとのこと。性病ではないようだ。
まぁ、そりゃそうだ。身に覚えがないもの。