チートデイという名の暴食

やけになるとはこのことか。あまりに変化のない体重、今日感じた体の疲れ。チートデイが必要なんじゃないか、そんな揺さぶりでも試してみるか、よし、今日は限界まで食べてやれと帰りの電車の中で思った。家に帰ると、いつも通り美味しそうな夕食。しかもハンバーグ。う、うん。でも心なしか小さい。いや、別に不満はないのだよ。妻も思ったより小さくなっちゃったって言っているし、料理は思い通りにいかないことがあるのはよく分かる。ま、そもそもたくさん食べるなんて伝えてないし、全然問題ない。
　あ、そうそう、ご飯はこれで最後なの、と妻。お、そうか。ご飯のおかわりもないか。別に十分な量あるんだけどね、ただ、今日はたまたまチートデイだからさ。おやつでも探すか。簡単に食べられるものないかな。冷蔵庫の中をみる。何もない。冷凍庫の中、何もない。お菓子が入っている戸棚、何もない。パン、在庫切れ。唯一、娘用のバナナを見つける。まぁとりあえずバナナだ。
　なんか、満足してきた。それにもう、食べられるものは冷凍された鶏胸肉しかない。うーん、食べたいかと言われると食べたいわけではないけれど、食べられないわけではない。とりあえず、圧力鍋で茹でてみよう。茹でた。半分くらい食べられる。何をしているのだろう。まぁ、とにかく食べてみた。