自画自賛

自己満足のためのブログ

悪夢

おぞましい夢を見た。

 

夢の中で僕は動物園の動物、ライオンのメスのような姿だった。変身という意識はない。ただ最初からその姿で、それが当たり前だった。

 

辺りは暗い。夜だ。

 

そして、仲間たち、つまりライオンのメスたちや、ヒョウ、ジャガーのような何種類かの猛獣、そして、トムソンガゼルやシマウマのような草食動物と一斉に園を飛び出す。

 

ほぼ横一列に広い道を走る。園からは脱出したが、これで終わりでないことは理解してる。気は緩めない。皆、ひたすらに走る。

道が大きく左に曲がっている。曲がり切った先が大きな広場になっている。

 

ヒトだ!

 

広場を右からヒトが来る。飲み会の帰りなのか、8人ほどの若者たち。

 

 

 

仲間たちと会話をしているわけではない。皆、無表情に鳴き声も出さない。でも、まるで1つの個体のように統率は乱れない。

 

一匹の仲間がヒトを噛む。間を入れず次々と襲う。僕はそれを眺めている。仲間がヒトを襲うところを、当たり前の出来事として見ている。

ふと周りを見渡すと、ヒトの数は何十人にも増えている。そして、仲間たちはその姿をヒトらしき形に変えている。明らかにヒトではないのだけれどとてもヒトに似た姿だ。

仲間たちはヒトを襲う。ヒトは叫びながら逃げまどう。目の前の広場は倒れたヒトと血で溢れている。

 

全てのヒトが倒れ、死ぬか息絶え絶えの状況になった。いつの間にか仲間たちの姿も見えない。

ただ一匹、奇声を上げながらヒトたちにトドメを刺していく仲間がいる。そいつはこの作業が楽しくてたまらないようで、まだ生きているヒトを見つけては消していく。ちょうどヒトでいうところの30歳くらいの男。瘦せ型だが筋肉はしっかりと付いている。裸で絶えず高い叫び声を上げ、1人ずつ、1人ずつ。

 

僕はそれを見ていた。感情は平穏で、困ったやつだな、まぁいいか、というくらいの印象。僕にとってヒトは同種ではない。同情はあまり感じない。

公園の外周に沿って置かれているベンチの裏から彼の作業を眺めている。

 

 

ふと視線を落とすとベンチの上に小さなヒトの子どもがいた。嫌な予感。子どもは振り返って僕を見た。我が子だ。右腕に血が付いているが多分本人のものではない。よかった。

 

 

 

10メートル先に彼がいる。

我が子を見て笑みを浮かべている。

 

まずい。恐怖で足がすくむ。我が子を差し出す?いや、それは出来ない。

 

 

 

 

ここで、夢から覚めた。

何となく夢を忘れたくなくて一度起き上がり、ストーリーを反芻した。これで忘れない。

 

 

本当に昨夜見た夢の話だ。

誰か、分析を頼む。。